|
「公園でフルーツや山菜を探そう」−−そんなキャッチコピーにつられ、しばらく前に、築地川公園の散策を楽しんできました。初夏の公園はビワやら何やら、けっこう果樹が実をつけているのですね。都会のオアシス、隠れた果樹園。小鳥ならずとも、稔りの秋が待ち遠しい思いでした。
ところが「東京駅近くの小型公園はフルーツパーク」という某サイトの某氏の記事をうのみにして、中央区内随一と思われる楓川宝橋公園について築地篇のレポート(魚河岸通信24回『驚き、桃の木、カリンの木 築地川公園の初夏(2)』)でふれてしまい、ドジさかげんに後悔しきりです。
記事にはこうあり、そのまま紹介しました。
イチジクの木(複数本)、ウメの木(複数本)、サクランボの木(複数本)、ヒメリンゴ(超超超超超わんさか、食べ放題)、フサスグリの木(超わんさか本数)、グミの木(超超超超超わんさか本数)、ビワ(超超超超超わんさか、食べ放題)、ナシの木(多数本)、クリの木(多数本)、ナシ(食べ放題)、ブルーベリーの木(超超超超超わんさか本数)、ブルーベリー(超超超わんさか、食べ放題)、カキの木、夏ミカン(わんさか、食べ放題)、ミカン類の木(多数本)、モミジイチゴの木(超超超超超超わんさか本数)、モミジイチゴ(超超超わんさか、食べ放題)、カジイチゴ(超超超超超わんさか、食べ放題)
梅雨入り直後の昼下がり、現地調査を試み、あまりの落差に愕然としました。
楓川宝橋公園は八丁堀2丁目と3丁目をつなぐ橋で、高速道路に天と地をふさがれた、悲しきロケーションです。おまけに通行量が少ないためか橋の両サイドには駐停車の車がずらり。
それでも、グミ、ブルーベリー、キイチゴ等々、低木の果樹類が狭い公園を埋め尽くすように植えられています。超わんさか。食べ放題……? 目をこらして観察しました。
ビワやキイチゴ、ブルーベリーの一部を除けば、どの枝にもほとんど実がついていないのですね。排気ガスで受粉が妨げられたのか、夏みかんやナシ、柿、栗には全く実がついていないようでした。むむむ、「超超超超超わんさか、食べ放題」なんて、悪い冗談としか思えません。
しかし、いつの日か、排ガスが規制され、小鳥や昆虫類が舞う雨上がりの公園のベンチで、食後のひとときに傍らの新鮮なキイチゴをつまむ……なんていう日が来るかもしれません。都会のオアシス、隠れた果樹園。区民の共有財産として、元気に育ってほしいですね。
写真は上から楓川宝橋公園、グミ、ナシ、夏みかん、木イチゴ。
|