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第5回●変わり行く町(2)地上げの顛末?

 地下鉄の八丁堀駅を新大橋通り側出口で出て築地方面に進むと、正金アパートの先で大規模なビル建設が進められています。
 長らく駐車場となっていたのであまり注意を引かないかもしれませんが、1区画だけ残っていた小さなビルが消えたところであらためて眺めて見ると、ずいぶん広大なスペースです。
 通りに面した掲示板には建築基準法に基づく建築物の公示が貼り出されていて、来秋10月末には新しいビルが出現の予定とか。「仮称築地第2ビル」と言って、敷地1015平方メートル、延べ床面積7600平方メートル、9階建てのオフィスビル。施主は永田町の某社とありますから、きっと「地上げ」による土地なのでしょう。やれやれ。
 新富町でも、このところ昔ながらの小さな商店や事業所がどんどん消え、中高層のオフィスビルに変わりつつあります。営団地下鉄の八丁堀または新富町から2分、都営浅草線・宝町駅から7分、大江戸線・築地市場前駅から10分と交通至便。さらにJRでも有楽町駅から約15分、東京駅から約20分と、都心部ならでは、公共交通機関が縦横無尽に走っているので、職住近接を望む昨今の都心回帰組サラリーマン層、とりわけDINKSにとっては願ってもない好立地と言えると思います。都心部はマンション、オフィスビルの供給過剰で、「テナント募集」の張り紙が、そこここに目立ちます。
 ビルは建ったが、入居者不足で家賃収入があがらず、返済金が滞るなんてことにならなければいい、と心配してしまいます。



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