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仕事始め日の昼下がり、町の表情を探ろうと町内を散策しました。昨年末から、ちょっと気になっていたことがあるのです。
やはり。門松は躍金楼、松志満、三吉橋際の松竹新富ビル、また松飾りも平成通りの蛇の目寿司、読売新聞、その隣のお弁当屋さんなどなど、ごく少数。一般の住宅はもとより商家や事務所ビルの多くが松・竹の飾りなしか、あっても「賀正 新富町会」の貼り紙だけでした。都心部のこの町では、正月に特にあらたまった飾り付けをしない家・事業所が大半なのですね。
【門松】新年に、歳神を迎える依代として家々の門口に立てる飾り松。松飾り。
――と広辞苑にあります。さらにページを繰ってみました。
歳神・年神 五穀を守るという神。また五穀の豊年を祈る神。
依代(よりしろ) 神霊が招き寄せられて乗り移るもの。樹木・岩石・人形など有体物で、これを神霊の代わりとして祭る。
五穀という言葉で示される食糧・食品が「作る物」ではなく「買う物」、しかもその大半を世界各国から輸入するようになった時代にあっては、門松や松飾りなどは“旧習”になりつつあるのかもしれません。寂しいことですが。
ちなみに、今年の我が家の松飾りには、こんな説明文が添えられていました。
新年が皆様にとって最良の年になりますように、そして豊作への期待をこめて昔ながらの方法で、ワラ打ちから1本、1本丁寧につくりました。…(中略)…しめ飾りは、旧年の災いを閉め出して、新しい“としがみ”を迎えるのにふさわしい場所になったことを示すものとして、新しい年の豊作、安全、繁栄をお祈りし飾られました。通常松の内が過ぎたら燃やすのが風習です
「松の内」とは、これまた広辞苑によれば「正月の松飾りのある間の称。昔は元日から15日まで、現在は普通7日までをいう」とあります。明日あさってと、今度は築地、八丁堀を歩いて見ようと考えていますが、さてどんな具合でしょうか。
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