
老舗の名店「つきぢ田村」さん

こちらも老舗「伊東写真館」さん
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銀座中央通りがマロニエ通りと交差する3丁目の角、松屋の真向かいに「シャネル」のビルが姿を現してきました。パール・ホワイトの総ガラス張り。いかにもパリ・モードを思わせる気品ある外観。居ながらにしてパリジャンの気分を味わえそうな予感がします(笑)。
高級ブランド品をめぐる熾烈な戦いの幕が、いよいよ今秋、この十字路で切って落とされるようです。ルイ・ヴィトン、ティファニー、カルチエ、そしてつい先頃参入したミキモト……迎え討つ側はいずれ劣らぬトップ・ブランドですから、いやはや、やはり日本は好景気なのでしょう、きっと。
なにしろシャネルの建つ土地は681平米で、一昨年2月の取得時の価格が170億円と「銀座土地ミニ・バブル進行中」と題する『週刊朝日』の記事(5月21日号)にありました。坪当たり8200万円強。土地神話の崩壊が叫ばれて久しいのですが、都心の商業地区に限っては旺盛な需要に支えられ、下げ止まっているのだそうです。
気になって、築地・新富・銀座の地価の推移をあたってみました。
旧聞になりますが、3月下旬に国土交通省が発表した今年1月1日時点の「公示地価一覧」。眺めていて、微妙な数値の差異に気がつきました。
1「つきぢ田村」(築地2−12−11)のあたりが1平米で126万円から123万円へと前年比−2.4%ダウン。
2 新富町に目を転じて、錦糸町行きバス停あたり、伊東写真館(新富2−4−4)前が133万円から132万円へと−0.8%。
3 築地警察署の真向かい、ヤマト運輸本社(銀座2−16−12)のブロックが170万円から163万円へと−4.1%。
「つきぢ田村」と言えば、昭和21年創業、江戸割烹の老舗格の名店の一つ。同割烹調理部編『つきぢ田村の日本料理厳選300レシピ事典』(旭屋出版、2001年10月刊、1,890円)なんていう本もあり、明治8年創業の「新喜楽」(芥川賞・直木賞の選考会で有名)、昭和3年創業の『つきじ植むら』などに比べれば新参ですが、築地の味の名所としてグルメのおばさま族の間で名高い存在であることはご存知の通り。いわば、高級料亭前。
伊東写真館の横にはフランス料理の「ラ・ブリーズ・ドゥ・ヴァレ」(谷間のそよ風)がありますが、ぐっと控え目な存在。それだけに、ここは町としての新富の“健闘”ぶりに注目したいですね。なぜか? 商住地として見れば、新富は注目のスポットだからに決まっていますが、ここでは解説は控えます。
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